こんにちは!歴史ワールド管理人のふみこです!
今回は、2010〜2020年の、第4次産業革命でAIやIoTが普及し米中対立が激化した頃の世界史を解説します。
第4次産業革命が起こり、人工知能AIやIoTが普及し始めます。人工知能AIは人間のような知能を持って自己学習して分析や判断ができ、IoT技術によって自動車の自動運転などが可能になります。一方、政治的分断は続き、対テロ戦争は終わらず、経済成長を遂げた中国による軍備拡張が、米中対立を引き起こします。
この記事では、そんな2010〜2020年はどんな世界だったのか、分かりやすく解説します。
2010〜2020年はどんな世界だったのか
2010年頃から、第4次産業革命が始まります。AIとIoTです。人工知能AIは、人間のような知能を持ち、自分で学習して蓄積したデータをもとに判断を下す、といった高度な動作を行うことができます。人々が持つスマートフォンにもSiriのようなAIが搭載され、話しかけると答えてくれたり検索してくれます。IoTとは、モノにインターネットを使用する技術のことで、自動車の自動運転が代表例です。自動運転車は、人間が運転しなくても自動的に運転されるという、非常に便利な車です。このように、AIとIoTによって人々の暮らしやビジネスは飛躍的に発展します。
2020年から流行した新型コロナウイルスの発生も、ICT技術を飛躍的に発展させます。テレワークやWEB会議などのリモート技術が進展し、場所にとらわれない働き方が可能になります。
こうして第4次産業革命によって経済・文化の一体化が進む一方で、政治的分断は続きます。2011年にアラブ諸国でアラブの春と呼ばれる民主化・自由を求める運動が起こります。エジプト・リビア・イエメンなどで独裁政権が倒されますが、かえって民族対立や宗教対立が激化し、特にシリアでは激しい内戦が起こります。そんな中、シリアで2013年頃からイスラム国(IS)というイスラーム過激派組織が急速に勢力を拡大し、イラクにも侵入します。アメリカ軍の軍事介入などによってイスラム国の勢力は衰え、2017年には解体します。しかし、シリア内戦はその後も長引いています。
中国は急速に経済成長を遂げて世界2位の経済大国となりますが、同時に軍備拡張も進めます。2013年に国家主席に就任した習近平は海軍の増強を続け、東シナ海・南シナ海、さらには太平洋へ勢力を拡大しようとします。アメリカの覇権への挑戦です。太平洋を支配するアメリカは中国の台頭を許さず、中国と対立する、日本・台湾・フィリピンなどのアジア諸国を支援します。しかし、なおも中国の軍備拡張は続き、米中対立が激化していきます。
さらに2014年にはロシアが一方的にウクライナ領のクリミア半島を併合するなど、世界各地で紛争が絶えません。
2010〜2020年は第4次産業革命でAIやIoTが普及し米中対立が激化した時代
このように、2010〜2020年は第4次産業革命でAIやIoTが普及し米中対立が激化した時代でした。第4次産業革命が起こり、人工知能AIやIoTが普及し始めます。人工知能AIは人間のような知能を持って自己学習して分析や判断ができ、IoT技術によって自動車の自動運転などが可能になります。一方、政治的分断は続き、対テロ戦争は終わらず、経済成長を遂げた中国による軍備拡張が、米中対立を引き起こします。
これからも一緒に歴史を学んで未来をより良くしていきましょう!最後まで読んでいただきありがとうございました。